研究課題/領域番号 |
17H06214
|
研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木工学およびその関連分野
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大橋 晶良 広島大学, 工学研究科, 教授 (70169035)
|
研究分担者 |
金田一 智規 広島大学, 工学研究科, 助教 (10379901)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2019年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2018年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2017年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
|
キーワード | 排水処理技術 / 金属資源回収 / 生物学的手法 / ネイチャーテクノロジー / 金属除去 / 難分解性有機物 / 排水処理 / マンガン酸化細菌 |
研究成果の概要 |
本研究は,生物学的排水処理のブレイクスルーとなるネイチャーテクノロジー(自然模倣技術)を用いた新規排水処理技術の開発を行った。マンガン団塊はレアメタル等の金属を含み,海底資源として注目を集めている。このマンガン団塊はマンガン酸化細菌によって形成されたバイオMn酸化物であり,層状の結晶構造を有していることにより層間に金属が多量に吸着する特質がある。この深海底で起きている自然現象をバイオリアクター内で模倣することができれば金属排水処理が可能になる。そこで,マンガン酸化細菌の集積培養方法を確立し,金属含有排水からの金属除去・回収の効果的な方法を提案し,排水処理性能を評価した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物を利用した排水処理技術は,ここ数十年の間に徐々にではあるが進歩している。このようなことを述べると,排水処理技術は成熟したように感じられるかもしれない。しかしながら,手付かずの未解決の排水処理が残されている。従来の生物学的処理では金属,難分解性有機物,着色の排水に適用できない。これらの排水処理はお手上げ状態にある。そこで本研究では,生物学的排水処理のブレイクスルーとなるネイチャーテクノロジー(自然模倣技術)を用いた新規排水処理技術の開拓に挑戦した。その結果,マンガン酸化細菌と生成するMn酸化物を利用したネイチャーテクノロジーを構築することができた。
|