研究課題/領域番号 |
17H06237
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
高橋 雅英 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20288559)
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研究分担者 |
岡田 健司 大阪大学, 工学研究科, 助教 (30750301)
徳留 靖明 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50613296)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
25,610千円 (直接経費: 19,700千円、間接経費: 5,910千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2017年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
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キーワード | ナノ多孔性材料 / 配位化合物 / エピタキシャル成長 / ホストーゲストシステム / 配向薄膜 / 光機能性 / 電子機能性 / 多孔性材料 / 金属有機構造体 / 光機能性材料 / 有機-無機ハイブリッド / ヘテロエピタキシャル / プラズモン吸収 / 配向性薄膜 / 配向ナノ多孔性薄膜 / 電荷分離 / 金属吸着 / ナノ多孔性薄膜 |
研究成果の概要 |
本研究により、マクロスケールで配向したMOF薄膜・多層膜を利用することで、これまでは観測できなかった新しい物性も見いだしつつあり、新子光・電子機能性の開拓が期待できる。具体的には、一次元ナノ細孔を有するCu-配位子-ピラー分子から形成される、3次元骨格を有するMOFにおいて、エピタキシャル成長に成功している。MOFの配向ナノ細孔中に、線形有機色素、金属微粒子等を添加し、結晶格子の配向性とMOF骨格とゲストの相互作用を利用することで、新しい物性の発見に至っている。線形有機色素を配向一次元ナノ細孔にゲストとして導入することによる、蛍光スイッチングを報告している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホストーゲストアプローチによる機能材料は、機能性を非常に広範囲で制御できることから電子、光、磁気デバイスのホストとして大いに期待されている。しかしながら、実用化の最も大きな阻害因子として、配向薄膜(エピタキシャル技術)の困難さが指摘されてきた。本研究では、ナノ多孔性のMOFのエピタキシャル技術の基礎を確立し、ホストとしての可能性を大きく拡張した。今後、ゲスト分子の含浸方法の発展やユニークな分子の発見により、これまでは困難とされてきた応用が開拓されて聞くことが期待できる。
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