研究課題/領域番号 |
17H06240
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
伊藤 満 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (30151541)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2019年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2018年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2017年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 強誘電体 / 2元化合物 / κアルミナ / ウルツァイト / 窒化物 / 酸化物 / kアルミナ型酸化物 / 強誘電性 / RRAM / マルチフェロイック / 電気化学挿入 / PLD / 溶液法 / kアルミナ / フェリ磁性 / 単結晶 / 薄膜 / k-Al2O3型酸化物 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は強誘電体研究が他分野の研究に比べて大きく発展しない理由が75年前に発見されたペロブスカイト型酸化物の極めて優れた強誘電性によるものであり、見かけ上その単純なメカニズムと結晶構造がより機能性の優れた物質探索のモチベーションを阻害しているという視点に立ち、ペロブスカイトに匹敵するあるいは超える性能の新物質を2元化合物で探索することである。この目的達成のため、kアルミナ型とウルツァイト型の二つの結晶構造に焦点を当てて強誘電性発現のメカニズムとこ強誘電体としての潜在的能力を系統的に調べた。その結果、強誘電体としての可能性と強誘電体以外の特性について極めて詳細な検討を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を3年に渉って精力的に実施した結果、非ペロブスカイト型化合物の持つ潜在力を十分に詳らかにすることができた。物質研究は数ある物質の持つ多様性を認識することから始まり、既知物質や既知構造に関する帰納と演繹により新物質にたどり着くことができる。本研究では、強誘電性を示すのに最低限の構成元素で成り立つ物質を見直す事により、新しい強誘電性発現の機構を研究者に対して提示することができた。
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