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脳の時空間パターン刺激で記憶を再生する

研究課題

研究課題/領域番号 17H06268
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分補助金
研究分野 ブレインサイエンスおよびその関連分野
研究機関高知工科大学

研究代表者

中原 潔  高知工科大学, 情報学群, 教授 (50372363)

研究分担者 川嵜 圭祐  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (60511178)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
キーワード視覚再構成 / 錯視 / 一次視覚野 / 皮質脳波 / 深層ニューラルネット / 顕在記憶 / 視覚意識 / 再構成 / デコーディング / 陳述記憶 / 記憶想起 / 連合記憶 / 視覚 / 側頭葉
研究成果の概要

サル一次視覚野における皮質脳波(ECoG)の視覚応答から視覚像の再構成を試みた。また錯視画像を用い、色の補填によって知覚される錯視面に対するECoG応答を調べた。視覚像の再構成については、現在深層ニューラルネットワークを使った解析を進めている。錯視面に対するECoG応答を解析した結果、刺激提示開始後150msから200msの間に、錯視面の知覚に対する視覚応答を見出した。錯視面に対する視覚応答のV1における空間的な広がりは、実際に知覚される錯視の視野角に対して、水平方向はおよそ一致していたのに対して、垂直方向にはより広範囲に広がっていた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、サルV1のECoG応答を特徴量として視覚像の再構成を進めている。これが成功すれば、V1における情報のみで視覚像の再構成が可能であることが示され、将来的にはbrain-machine interfaceへの応用が可能となる。
またECoG法を使って初めて色の補填による面の錯視に対するV1の視覚応答を明らかにした。錯視による視覚応答のV1における空間的な広がりは、実際に知覚される錯視の視野角に対して水平方向はほぼ一致していたのに対して、垂直方向にはより広範囲に広がっていた。これはV1内部の、網膜部位再現において垂直な方向の神経結合が色補填に重要な役割を果たすことを示唆するものである。

報告書

(4件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Locally induced neuronal synchrony precisely propagates to specific cortical areas without rhythm distortion.2018

    • 著者名/発表者名
      Toda H, Kawasaki K, Sato S, Horie M, Nakahara K, Bepari AK, Sawahata H, Suzuki T, Okado H, Takebayashi H, Hasegawa I.
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: - 号: 1 ページ: 7678-7678

    • DOI

      10.1038/s41598-018-26054-8

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 硬膜上高密度多点電極を用いたサル一次視覚野における網膜視野の再構成2019

    • 著者名/発表者名
      土屋貴大,飯島淳彦,川嵜圭祐,鈴木隆文,長谷川功,中原潔
    • 学会等名
      第66回中部生理学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2022-01-27  

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