研究課題/領域番号 |
17H06498
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
廣畑 美枝 弘前大学, 医学研究科, 助教 (50806552)
|
研究協力者 |
東海林 幹夫
佐藤 薫
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ケミカルバイオロジー / 蛋白凝集 / アミロイドβ / αシヌクレイン / オリゴマー / 分子間相互作用 / アルツハイマー病 / パーキンソン病 / 脳神経疾患 / 蛋白質凝集 / 有機化学 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
解析したNSAIDsの一部は,濃度依存性にAβオリゴマーおよびαSオリゴマー形成阻害作用を示し,既形成オリゴマーを核としたAβ線維とαS線維の伸長を阻害した.三次元蛍光スペクトラム解析では,一部のNSAIDsとαSモノマー・αSオリゴマー・αS線維間での強い分子間相互作用を新規に発見した.特にNSAIDsとαSオリゴマーとの間で著しい相互作用がみとめられた.この結果は,NSAIDsとAβモノマー・Aβオリゴマー・Aβ線維間での分子間相互作用と類似するものであった.NSAIDsは,パーキンソン病およびアルツハイマー病の発症予防薬および病態修飾薬の有力な候補分子となる可能性があると考えられた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から,NSAIDsはアルツハイマー病およびパーキンソン病の予防薬および病態修飾薬の有力な候補分子となる可能性があることが示唆された.この分野の検討は,これまで国際的にも報告がなく,NSAIDsとの分子間相互作用に基づいたアルツハイマー病およびパーキンソン病の病態修飾薬を開発する上でも極めて重要な貢献ができると考えられる.
|