研究課題/領域番号 |
17H06503
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物栄養学・土壌学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
川原田 泰之 岩手大学, 農学部, 助教 (80786129)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 植物 / 共生 / 根粒 / 根粒菌 / 病原性 / ミヤコグサ / 病原菌 / 相互作用 / 植物微生物相互作用 / マメ科植物 / 受容体 |
研究成果の概要 |
根粒菌とマメ科植物の共生窒素固定は、宿主植物と根粒菌との複雑な相互作用によって成り立っている。この過程でマメ科植物のEPR3 受容体は、根粒菌の細胞外分泌多糖や部分長の細胞外分泌多糖を受容・認識して共生過程を正と負の双方に制御している。本研究では、マメ科植物のEPR3 受容体が根粒菌の細胞外分泌多糖と同様に、病原菌の細胞外分泌多糖も認識し、免疫過程をも制御するのかを調査した。その結果、EPR3受容体は、根粒菌の細胞外分泌多糖のみを認識し、病原菌の細胞外分泌多糖は認識しないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マメ科植物のEPR3受容体は、根粒菌が分泌する細胞外多糖を認識し、根粒共生相互作用を制御していることが知られていたが、本研究からこのEPR3受容体は、病原菌が分泌する細胞外分泌多糖は認識しないことが示唆された。これらのことから、EPR3受容体は、共生相互作用のみに機能することが予想された。今後は根粒共生相互作用時におけるEPR3受容体の詳細な機能解明を行う必要があると考えられる。
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