研究課題/領域番号 |
17H06520
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
常松 友美 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (80726539)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 睡眠 / レム睡眠 / P波 / ノンレム睡眠 / 脳幹 / PGO波 / 大規模細胞外記録 / 神経科学 / 電気生理学 |
研究成果の概要 |
我々は、何故眠るのか?睡眠は、生存に必須の本能行動のひとつと考えられているが、なぜ、睡眠が必要なのかは、実は、解明されていない。特に、夢を見ているとされるレム(急速眼球運動)睡眠の機能は、未だ、明らかにされていない。本研究では、レム睡眠の機能を解明するため、その足がかりとして、レム睡眠時に特徴的に観察される局所フィールド電位であるP波に着目し、P波発生メカニズムを電気生理学的に詳細に解析した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は人生のおよそ3分の1の時間を眠って過ごす。睡眠を知り、より良い睡眠をとることは、人生の3分の1の質を上げるだけではない。睡眠不足が日常生活のパフォーマンスを落とすことから、より良い睡眠のおかげで、起きている生活もより豊かになる。しかしながら、睡眠の意義のみならず、睡眠を惹起するメカニズムも依然分かっていない点が多い。本研究では、睡眠のうち、夢を見ているレム睡眠時の脳幹の神経活動を明らかにした。さらに、ノンレム睡眠とレム睡眠では、脳内の情報伝達の方向が逆向きになることを示唆する結果を得た。本研究は、睡眠の機能にも迫る結果を得ており、睡眠の意義を明らかにしていく可能性を秘めている。
|