研究課題/領域番号 |
17H06521
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 関西学院大学 (2018) 東北大学 (2017) |
研究代表者 |
金村 進吾 関西学院大学, 理工学部, 助教 (50803178)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 無細胞タンパク質合成系 / セミインタクト細胞 / PDIファミリー / ジスルフィド結合 / 新生鎖 |
研究成果の概要 |
本研究では「新生鎖の翻訳伸長反応に伴うジスルフィド結合形成機構」に関する新たな概念を提唱するため、「新生鎖のジスルフィド結合形成過程のモニタリングシステム」を開発し、新生鎖のジスルフィド結合形成機構の解明に着手した。その結果、β2m新生鎖の場合、翻訳伸長反応中に小胞体内腔においてジスルフィド結合形成するが、プロラクチン、 インスリン、 BPTI新生鎖の場合、翻訳伸長反応中ではなく、翻訳後にリボソームから解離することでジスルフィド結合が導入されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、新生鎖のジスルフィド結合形成過程の観察に成功した。本成果は今後、インスリンや免疫グロブリンなどの生物学的、医学的にも重要なタンパク質の立体構造を構築する(フォールディング)機序の解明に繋がると期待できる。フォールディング機序の解明は、ミスフォールディングに起因する神経変性疾患などの予防や発症機構の解明にも繋がり、医学分野への貢献も大いに期待でき非常に意義深い。
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