研究課題/領域番号 |
17H06533
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小宮山 貴将 東北大学, 大学病院, 助教 (70803550)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高齢者 / コホート研究 / 歯の欠損 / 咀嚼能力 / フレイル / 口腔状態 / 口腔機能 / 歯学 |
研究成果の概要 |
岩手県花巻市大迫地区に居住する地域住民を対象に,口腔状態および口腔機能とフレイルとの関連を検討した. 解析の結果,現在歯数20歯未満とBMI低下との有意な関連を認めた(p<0.05).最大咬合力および咀嚼能率の低下についても有意とはならなかったがBMI低下との関連する傾向を認めた.認知機能低下についても,現在歯数20歯未満と認知機能低下との有意な関連を認めた(p<0.05). 本研究より,口腔保健指標はフレイル指標と関連することが示唆され,フレイル対策における口腔機能の維持・改善の必要性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔の健康が全身の健康と関連することは様々な疫学研究の結果より明らかになりつつあり,口腔の健康が健康寿命と関連することも報告されている.また,近年は要介護認定の手前の段階とされているフレイル対策が着目されており,口腔保健もフレイル対策に寄与できると考えれらている.本邦におけるフレイルは低栄養による低体重によるものが多くを占める.本研究においても,現在歯数や最大咬合力,咀嚼能率などの指標が低体重と関連または傾向を示すことが認められ,フレイル対策において,良好な咀嚼能力を発揮させる必要が示唆された.
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