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細菌バイオフィルムにおけるスペシャリスト細胞出現プロセスの機械学習を用いた解明

研究課題

研究課題/領域番号 17H06547
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学
研究機関筑波大学

研究代表者

八幡 穣  筑波大学, 生命環境系, 助教 (10586457)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードバイオフィルム / 緑膿菌 / 共焦点顕微鏡 / 機械学習 / 人工知能 / 生態学 / 微生物生態学 / 生物工学 / 微生物 / 自家蛍光 / 応用微生物学
研究実績の概要

細菌の細胞は無個性なものと思われがちだが、バイオフィルム(多数の微生物が集まって形成する立体的なコロニー)の中では数十種類の機能分化した細胞が役割分担しながら集団の頑健性を支えている。本研究では、当初は均一だった集団から、数十種類の機能分化した細胞が現れてくるプロセスを生きたバイオフォルム内部で網羅的かつ同時に可視化して解明することを目的とした。そこで本研究では、生きたバイオフィルムの内部を共焦点レーザー顕微鏡でスキャン(輪切り撮影・断層撮影)し、一細胞ずつ網羅的に調べることで各種のスペシャリスト細胞を捜し出す実験を計画した。バイオフィルムの観測データを集めるのと並行して、解析のためのプログラムを準備した。標準的なフロー培養で成長させた緑膿菌P. aeruginosa PAO1株のバイオフィルム内部の細胞蛍光を高解像度で記録することに成功した。またある細胞がどの種類のスペシャリスト細胞なのかを診断するプログラムの構築が完了した。本研究は細菌バイオフィルムが機能分化によって頑健性を獲得するプロセスを解明することが目的であり、この成果はその基礎的な方法論を確立するものである。バイオフィルムは抗生物質生産、醸造・発酵、活性汚泥など産業現場で活用され社会的に重要だが、感染症や食品汚染、パイプラインのつまりなどの原因でもあり、制御や除去が難しいことから問題となっている。本研究からは新しい発想の制御法(出現順序が最初のスペシャリスト細胞を狙う、など)がスピンオフすることが期待される。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] 位置情報と蛍光シグネチャーに基づく細胞個性の新しい解析法Meta-Spectral Imaging2017

    • 著者名/発表者名
      八幡 穣、川村優樹、野村暢彦
    • 学会等名
      第31回日本バイオフィルム学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] RoboticsとAIを用いたビブリオ生態の研究技術2017

    • 著者名/発表者名
      八幡 穣
    • 学会等名
      第51回 ビブリオシンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] Microfluidics and robotics for ecological studies of marine microbes2017

    • 著者名/発表者名
      八幡 穣
    • 学会等名
      第33回国際生物学賞記念シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2018-12-17  

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