研究課題/領域番号 |
17H06548
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
統合動物科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2018) 筑波大学 (2017) |
研究代表者 |
岡田 理沙 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 有人宇宙技術部門, 研究開発員 (20803498)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 骨格筋 / 微小重力 / エピゲノム / 国際宇宙ステーション(ISS) / 国際宇宙ステーション (ISS) / 国際宇宙ステーション(ISS) |
研究成果の概要 |
宇宙空間において骨格筋は急激かつ重度に萎縮するが、微小重力における骨格筋萎縮メカニズムはほとんど明らかにされていない。微小重力において骨格筋萎縮を引き起こし、さらに萎縮状態を持続させる制御メカニズムの解明するため、マウス軌道上飼育装置を用いて、国際宇宙ステーションで35日間の宇宙空間飼育したマウスの骨格筋を用いて次世代シークエンンサーを用いた遺伝子発現とヒストン修飾の網羅的解析を行った。抽出した候補遺伝子をC2C12筋間細胞に遺伝子導入しスクリーニングを行うことにより、これまで筋委縮との関連が報告されていない筋委縮を誘導する遺伝子を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋萎縮は、寝たきりなどの不活動(廃用性萎縮)や加齢に伴う老化(サルコペニア) などが原因で生じ、骨格筋としての機能は著しく障害される。近年、高齢化社会を迎えている我が国では骨格筋萎縮は解決すべき大きな社会問題の1つであるにもかかわらず、有効な予防法、治療法は未だ確立されていない。本研究では、宇宙環境で起こるエピゲノム変化を伴う発現変動遺伝子に着目し、筋委縮を誘導し持続させる候補遺伝子を見出すことで、これらの遺伝子の今後の治療標的としての可能性を示唆した。
|