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宿主遺伝子変異がもたらす腸内環境変動の横断的・定量的評価

研究課題

研究課題/領域番号 17H06549
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 統合動物科学
研究機関信州大学 (2018)
筑波大学 (2017)

研究代表者

重盛 駿  信州大学, 農学部, アソシエイト研究員 (90803487)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード腸内生態系 / 腸内細菌叢 / 遺伝子改変マウス / 16Sメタゲノム解析 / メタゲノミクス / メタボロミクス
研究成果の概要

腸内に生息する微生物と宿主細胞との相互作用から成る腸内生態系は、生体の恒常性維持において重要な役割を担っている。宿主が有する特定の遺伝子変異は、これらの相互作用を破綻させ、疾患の原因となることが示唆されているが、その全容は明らかでない。本研究では、多系統の遺伝子改変マウスが有する腸内細菌叢の構造を横断比較し、宿主遺伝子変異が腸内生態系に及ぼす影響の度合いを定量的に推定した。結果として、腸内細菌叢の変動に関連する3つの遺伝子変異を新規に発見した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、安定した腸内細菌叢の構造を変化させる原因として、3つの宿主遺伝子変異を新規に同定することに成功した。すなわち、本研究成果は、これら遺伝子変異が腸内生態系を変動させる分子機序の解明に繋がり、宿主遺伝子変異―腸内生態系間の相互作用機序において新たな知見をもたらすものと期待される。また、本研究手法は、宿主遺伝子変異が腸内細菌叢の変動に及ぼす影響を定量比較する一手法として、未知遺伝子の評価や新規遺伝子の同定に貢献するものと考えられる。将来的には、本研究成果が、疾患の予防や軽減に向けた新規バイオマーカーの発見や創薬、機能性食品・飼料の創出に繋がることを期待したい。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 大腸菌ミューテーター株を用いたマウス腸内環境における適応変異解析2018

    • 著者名/発表者名
      月見 友哉, 重盛 駿, 荒川 和晴, 増田 貴宏, 宮内 栄治, 中東 憲治, 冨田 勝, 大野 博司, 森 浩禎, 福田 真嗣
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 信州大学農学部分子生命工学研究室

    • URL

      http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/lab/shimolab/index.html

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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