研究課題/領域番号 |
17H06556
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
京田 亜由美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (00803751)
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研究協力者 |
神田 清子
角田 明美
本多 昌子
反町 利恵
福田 元子
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 終末期 / がん / 患者 / 死生観 / 体験 / 緩和ケア / 在宅 / 緩和ケア病棟 / 一般病棟 / 看護学 |
研究成果の概要 |
終末期がん患者の死生観を明確にし、その要素をふまえた、患者との相互作用促進のためのコミュニケーション方法に着目した看護教育プログラムを開発することを目的に、終末期がん患者の生と死の体験を質的帰納的研究手法で明らかにした。その結果、終末期がん患者の生と死に関する体験は「死ぬほどの苦しみの体験が故の普通の生活への新たな感謝」「逃れられない死への認識とせめて穏やかに逝きたいという願い」「愛する人や誰かのために役立ちたいという希望」の3つのテーマが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、終末期がん患者の体験として、生と死が矛盾しておらずともに終末期がん患者の希望につながる可能性があることが導き出された。また、看護師は、普通の生活を送りながら穏やかに亡くなりたいという願いを支えながら、誰かの役に立ちたいと望む患者と他者とを結びつける役割を果たす必要があることが示唆された。この研究成果により終末期がん患者と看護師のコミュニケーションの促進が期待される。
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