研究課題/領域番号 |
17H06562
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
丸田 一輝 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教 (30801170)
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研究協力者 |
西森 健太郎 新潟大学
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アダプティブアレー / ブラインド型アルゴリズム / 干渉抑圧 / 周波数共用 / Massive MIMO / ブラインドアルゴリズム |
研究成果の概要 |
無線通信の普及に伴い,電波干渉がシステムの性能を制限する深刻な問題となる.本研究では,異なるシステムを含む様々な電波干渉を克服するための,アレーアンテナ信号処理技術を確立することを目的とする.その中で,どの信号が希望信号であるか,また干渉信号であるかを判別することが重要となる.研究期間において,(1)希望信号を簡易に捕捉可能なアンテナ選択方法,(2)一部の希望信号に関する既知情報を用いることでその他の未知の干渉を適応的に抑圧する手法,(3)送信信号の性質を意図的に改変することで受信側において容易に希望/干渉信号を分離可能な手法,などを提案・検討し,それらの有効性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,異なるシステムを含む様々な電波干渉を,複数のアンテナ(アレーアンテナ)を用いる信号処理により克服するための技術を提案・検討した.研究期間において,未知の干渉信号を,一部の事前情報を用いて,ないしは事前情報を用いることなく抑圧可能とする手法を提案し,それらの有効性を明らかにした.本成果により,異なる無線システム(例えば,携帯電話と無線LAN)が同じ周波数を共用したとしても互いの電波干渉なく通信ができるような社会に向けて技術的な進歩を遂げた.
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