研究課題/領域番号 |
17H06638
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 自治医科大学 (2018) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
亀井 潤 自治医科大学, 医学部, 講師 (80805622)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 排尿機能学 / 加齢医学 / 排尿筋低活動 |
研究成果の概要 |
ヒトの排尿筋低活動の病態仮説に基づいて、さまざまな手法を用いて排尿筋低活動モデルラットの作成を試みた。また、マウスにおける加齢モデルの下部尿路機能の変化を詳細に確認するために、雌雄の老齢マウスの膀胱機能を多角的に評価して、膀胱における遺伝子発現変化をcDNAマイクロアレイで評価した。病態や薬効の評価に耐えうる適度の障害を有する新規排尿筋低活動ラットモデルを安定して作成することが今回の研究では困難であったが、老齢マウスがヒトの膀胱機能の加齢性変化に似た変化を呈しており、膀胱における遺伝子発現は加齢に伴い大きく変わることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
さまざまなアプローチ法や条件検討を重ねた結果、病態や薬効評価に適した安定した新規排尿筋低活動モデルラットを作成することは困難であった。一方、今回の研究により、老齢マウスはヒトの膀胱機能の加齢性変化に似た障害を呈することと、膀胱における多数の遺伝子発現が変化していることが判明し、将来的に原因遺伝子の探索に本研究が役立ち、遺伝子改変動物を用いた検討に発展できる可能性が期待できる。
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