研究課題/領域番号 |
17H06639
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
秋山 佳之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20529135)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 網羅的遺伝子発現解析 / 慢性疼痛 / 免疫性炎症 / トランスクリプトーム解析 / バイオマーカー / ハンナ型間質性膀胱炎 / 泌尿器科学 / 間質性膀胱炎 |
研究成果の概要 |
間質性膀胱炎/膀胱痛症候群に対して、トランスクリプトーム解析による網羅的遺伝子発現プロファイリング、エクソーム解析による背景遺伝子異常の探索(既知の腫瘍原性遺伝子変異の検索を含む)といった網羅的ゲノム解析手法を応用した解析を行い、ハンナ型間質性膀胱炎の病因に関与する特異的な生物学的経路として、VEGF及びBAFFシグナル伝達系遺伝子群によって構成される経路を同定した。本成果は新規バイオマーカーや治療戦略の開発に寄与する可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IC/BPSの疾患概念確立及び病態解明に向けた分子生物学的エビデンスの創出を行い、IC/BPSは大きく2群に区別される症状症候群であることを明らかにした。また、一部の病型では、病態の背景に特定の免疫学的機序またはB細胞増殖性疾患の存在が示唆されること、VEGFとBAFF蛋白の発現が特異的に上昇していることを同定した。これらの成果はIC/BPSの疾患概念・病型分類を確立させるととも、新規治療戦略の開発にも大きく寄与する可能性が高く学術的意義が高い。また、原因不明の難病に対して新規治療法の開発がなされればその社会的意義も極めて高いものとなる。本研究成果はこれらに繋がる可能性を持つものである。
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