研究課題/領域番号 |
17H06650
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
寺本 千恵 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (00801929)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 救急外来 / 帰宅患者 / 再受診 / 在宅療養者 / 移行期支援 / 帰宅時支援 / 地域包括ケアシステム / 多職種連携 / 救急受診 / 帰宅支援 / 在宅医療 / 救急看護師 / 困難 / 支援 / 高齢者 / 移行支援 / 在宅療養 / 予防 / 実態 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、以下の4つの研究を行った。第1に、文献検討を通し、在宅療養者の救急外来の利用と課題、その支援について明らかにした。第2に、救急外来での勤務経験がある看護師にインタビューし、看護師が感じる、救急患者に関する困りごととその支援について明らかにした。第3に、オーストラリアの救急外来と訪問診療の場で参与観察をし、海外での救急外来から在宅への移行時の支援について明らかにした。第4に、多職種での議論の場を設け、救急帰宅患者への「帰宅時の支援」について検討した。本研究は、急性期―地域間の情報提供等の地域で支える体制づくり、制度の作成、地域包括ケアシステムの充実に寄与すると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題により、多くの在宅療養患者や高齢患者に、救急受診時から本人・家族が納得しながら治療・処置が進められ、帰宅後も安心できるような具体的な支援の示唆を得ることができたと考えられる。それにより、患者や家族は救急帰宅患者の帰宅後の生活の困難を軽減でき、移行先で病状悪化前の対処行動を促し、予定外の入院や再受診等を減らすことが可能になると考えられ、さらには、医療費の削減につながるだけでなく、救急外来ではより必要性の高い重症患者の受け入れや対応が可能になると期待される。
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