研究課題/領域番号 |
17H06665
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
丸山 空大 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (90807827)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ユダヤ教 / ドイツ / 正統派 / 律法 / ヘッシェル / ローゼンツヴァイク / ブーバー / ユダヤ / 宗教法 / ブロイアー / 宗教学 / 戒律 |
研究成果の概要 |
20世紀のユダヤ人思想家である、マルティン・ブーバー、フランツ・ローゼンツヴァイク、イザーク・ブロイアー、アブラハム・ヘッシェルの律法理解を比較し、分析することで、現代社会における宗教的伝統と、アイデンティティ構築や生活実践との関係を明らかにした。前三者は第二次世界大戦前のドイツ・ユダヤ人社会の中で、民族主義的、リベラル派的、正統派的なユダヤ人の生き方を独自の仕方で模索した。また、ヘッシェルは戦後ユダヤ人社会を代表する思想家のひとりである。彼らの思想的格闘から、通常、宗教的共同体の外部の者には知ることの難しい宗教法を遵守することの意味や内実を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
20世紀初頭のドイツ・ユダヤ人社会の精神的状況、とりわけ伝統主義的な人々がかかえた伝統と現代文化のあいだの葛藤を明らかにした。また、世俗化が進んだ社会における伝統の位置づけを解明することで、多文化共生をめぐる今日的課題に対する重要な視点を提供している。
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