研究課題/領域番号 |
17H06671
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
今井 美幸 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 研究員 (40808309)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 漆芸 / 乾漆 / 漆 / 芸術 |
研究成果の概要 |
木材を3D切削し、直径約10mmで、1mm~5mmの厚みの半球と麻布と絹を使用して直径約10mmの乾漆技法の半球による重量や強度を検証したことにより、3D切削機で表裏を薄く成形した木材の芯を利用すると、作品自体は多少厚みが増すものの、木材を選び、成形方法を工夫することにより重量面では重くならず、軽量という脱乾漆技法の特徴は維持される、今後のデジタル技法を使用した漆芸表現への可能性が広がる研究である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
漆芸の歴史は縄文時代から存在しているが、まったく同じ技法が継続している訳ではない。時代の要求を満たすさまざまな対応をしてきたからこそ、長い期間存続し、世界に誇る伝統と成り得た。現在の漆芸作品において主流な、乾漆技法は、造形しやすい反面、漆樹液を大量に使用するため、漆樹液の確保という課題が生じている。また、漆器に使用される木材を加工する人材確保も困難になってきている。そのため、デジタル技術を取り入れることにより持続可能な漆芸文化の継承に貢献することができる。
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