研究課題/領域番号 |
17H06704
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
中尾 裕之 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 助教 (00805020)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フリップフロップ / スクランブラーゼ / リン脂質 / 小胞体 / 蛍光 |
研究成果の概要 |
小胞体膜では非常に速いリン脂質のフリップフロップ(二層間の移動)が起きているものの、それを担うタンパク質「スクランブラーゼ」は未だ同定されていない。本研究では、様々な配列の合成ペプチドのスクランブラーゼ活性を評価することで、親水性度の高いアミノ酸残基が膜貫通ヘリックスの同じ側に位置することが高いスクランブラーゼ活性を生み出す特徴であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかにした高いスクランブラーゼ活性を生み出す特徴はアミノ酸一次配列から判断できるものであり、今後小胞体膜スクランブラーゼを探索する際に非常に有用な情報となりうる。また、親水性度の高いアミノ酸残基は、すでに同定されている細胞膜スクランブラ―ゼの膜貫通領域にも多くみられることから、本研究の知見はその脂質スクランブリングメカニズムの解明にも役立つ情報であると考えられる。
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