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胃がん幹細胞の同定および制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17H06710
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 腫瘍生物学
研究機関金沢大学

研究代表者

寺門 侑美  金沢大学, がん進展制御研究所, 博士研究員 (00803339)

研究協力者 村上 和弘  
Barker Nicholas  
研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード幹細胞 / 胃がん / マウスモデル / 胃癌
研究成果の概要

Gan/ Lgr5-DTR-EGFPマウスにおいて、胃粘膜腫瘍の一部にLgr5陽性細胞が認められた。また、Lgr5陽性細胞の局在は、胃腺底部に特異的に存在する正常の胃組織幹細胞とは大きく異なり、胃がん組織全体に点在していた。この結果から、Lgr5により標識されるがん細胞が存在することとが明らかとなった。胃がん組織に存在するLgr5陽性細胞の役割を検討するため、DTを1か月間投与し、腫瘍の形態的・組織学的検討を行ったところ、胃粘膜腫瘍の有意な退縮が認められた。この結果より、Lgr5陽性細胞が、がん幹細胞として胃がん組織維持やがん細胞増殖、分化に関与しているという重要な知見を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに、新規作製したマウス(Gan/ Lgr5-DTR-EGFP)において、胃粘膜腫瘍の一部の細胞で Wnt経路に重要なLgr5遺伝子が発現し、Lgr5陽性細胞を欠損させると腫瘍が退縮するという興味深い結果を得た。この結果は、胃がんの発生にWnt経路が関与するという知見とも一致し、Lgr5陽性細胞が胃がん幹細胞として機能している可能性を示唆するものである。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Analysis of gastric cancer stem cells and regulatory mechanism.2018

    • 著者名/発表者名
      寺門 侑美
    • 学会等名
      日本癌学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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