研究課題/領域番号 |
17H06717
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
南部 由希子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (70580380)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 制御性T細胞 / CD4 T細胞 / CD8aa T細胞 / CD8aaT細胞 / 免疫学 / 分子生物学 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
申請者は免疫反応に伴いCD4T細胞がCD8aaT細胞に分化することを初めて見いだした。この細胞分化は、誘導型制御性CD4T細胞 (iTreg)と同じ刺激で誘導されることなどから、iTregとは別の機構で免疫を抑制する未知の制御性T細胞である可能性が示唆された。本研究では、CD4T細胞から誘導されたCD8aaT細胞の分化制御機構および、免疫反応制御機構の解明を目指した。CD4T細胞から誘導されたCD8aaT細胞と、各種T細胞の遺伝子発現解析を行い、誘導型CD8aa T細胞で特徴的に発現する遺伝子群を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で着目した、CD4 T細胞由来CD8aa T細胞は、各種自己免疫疾患や免疫不全に関与している可能性を我々は既に示している。また、CD8aa T細胞による免疫制御機構は、制御性CD4 T細胞と違ったものであることも我々の以前のデータから示唆されている。この細胞がどのように分化し、免疫反応を制御するかを理解することによって、今までに知られていない新しい免疫反応制御機構の分子的・知的基盤を提供できるものと考える。
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