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資金調達コストを考慮した金融派生商品の公正価値に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H06723
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 金融・ファイナンス
研究機関信州大学

研究代表者

都築 幸宏  信州大学, 学術研究院社会科学系, 准教授 (00801599)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
キーワード金融工学 / デリバティブ / 金融派生商品 / 資金調達コスト / FVA / 数理ファイナンス / 資金調達 / 無裁定 / Funding Value Adjustment
研究成果の概要

本研究では、資金調達コストを考慮したデリバティブ価格について研究した。成果は以下の2点である。
1つ目は、問題の背景などを整理したワーキング・ペーパーを「信州大学経法論集第6号(2019年3月)」に「FVA論争について」として公表している。
2つ目は、資金調達コストを考慮したデリバティブの評価方法を提案した。この評価方法は実務で使われている評価方法とは異なり、独自のものである。この成果は、JAFEE2018年度冬季大会で"資金調達コストを考慮したデリバティブ価格-ベンチマーク・アプローチの応用-"として発表し、詳細は予稿集にて公表されている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

2008年の金融危機以降、デリバティブ価格に資金調達コストを織り込むことが実務的な慣例となったが、実務で行われている手法は、無裁定性という点で正当性が乏しい。この慣例の是非について実務家と理論家の間で論争が行われたが、論点が多岐にわたりわかりやすいものではなかった。
これに対して本研究では、まずこの論争を振り返り問題点を整理し、公表した。これは日本語で書かれ、実務家にも読めるという点で社会的に価値がある。さらに、ある種の無裁定条件を満たし、資金調達スプレッドを再現するモデルを提案した。実務的な手法の欠点を補うという点で価値があると信じている。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] FVA論争について2019

    • 著者名/発表者名
      都築幸宏
    • 雑誌名

      信州大学経法論集

      巻: 6 ページ: 123-141

    • NAID

      120007099882

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 資金調達コストを考慮したデリバティブ価格-ベンチマーク・アプローチの応用-2019

    • 著者名/発表者名
      都築幸宏
    • 雑誌名

      第50回JAFEE冬季大会予稿集

      巻: なし ページ: 121-131

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 資金調達コストを考慮したデリバティブ価格-ベンチマーク・アプローチの応用-2019

    • 著者名/発表者名
      都築幸宏
    • 学会等名
      第50回JAFEE冬季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 資金調達コストを考慮したデリバティブ価格-The Benchmark Approach-2018

    • 著者名/発表者名
      都築幸宏
    • 学会等名
      2018年度中之島ワークショップ金融工学・数理計量ファイナンスの諸問題 2018
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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