研究課題/領域番号 |
17H06745
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
清水 優樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90801887)
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研究協力者 |
室原 豊明
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リンパ管新生 / 2次性リンパ浮腫 / 硫化水素 / Lymphangiogenesis / Secondary lymphedema / Hydrogen sulfide / Akt / eNOS / リンパ浮腫 / DATS |
研究成果の概要 |
我が国でも乳がんをはじめとした術後のリンパ浮腫で悩まされる患者の存在は多く、これら癌に対しての手術療法の拡大やその後の生命予後の延長と共に、今後はさらに多くの方がリンパ浮腫を発症することが予想される。 リンパ浮腫に対する対策は現在のところリンパマッサージや弾性ストッキングなどの理学療法が中心であり、有効な根本的治療は存在していない。 従って、本研究の目的は、マウスリンパ浮腫モデルを用いて、難治性リンパ浮腫に対する新規リンパ管新生療法の開発とその分子メカニズムを明らかにすることであり、本助成期間においては「硫化水素を用いたリンパ浮腫に対する治療的リンパ管新生」に着目して、その可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心血管病に対してリンパ管新生を調節することを標的とした、いわゆる「治療的リンパ管新生」研究を進めていく事により、これまで有効な治療法が存在しなかった難治性心血管病に対する別の角度からの病態の解明と理解(学術的意義)、および新たなアプローチによる新規治療法の開発につながる(社会的意義)。 本研究により、「硫化水素を用いたリンパ浮腫に対する治療的リンパ管新生」を小動物(哺乳類)において検証し、トランスレーショナルリサーチとしての成果を得ることができた。今後は本研究を発展させ、大型動物での検証、臨床導入への応用などが期待される。
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