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外国にルーツを持つ家庭を対象とした公共図書館の読書支援に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H06761
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 図書館情報学・人文社会情報学
研究機関三重大学

研究代表者

和気 尚美  三重大学, 地域人材教育開発機構, 助教 (80799742)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードブックスタート / 外国にルーツを持つ家庭 / 読書支援 / 移民 / 難民 / 公共図書館 / 外国にルーツを持つ人 / 絵本 / 図書館 / 多文化 / 英国 / BookTrust / 外国にルーツを持つ子ども / 多文化サービス
研究成果の概要

本研究は,外国にルーツを持つ家庭を対象に公共図書館が実施する読書支援の実態を利用者・運営の双方の視点から明らかにすることを目的とする。
日本国内では3市を対象に調査し,海外にルーツを持つ世帯に対するブックスタートの運営の実態や実施体制を探った。また上記3市にて実施されたブックスタートや関連事業における利用者の実態を質的調査により明らかにした。
また英国およびスウェーデンにおける移民を対象としたブックスタートの実態を,全国的な推進団体を対象に調査することで政策的視点から迫った。加えて上記の国において,公共図書館における移民を対象としたブックスタートの地域レベルでの取り組みを究明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は国内外におけるブックスタートの展開方法と実施体制を示した。日本では現状ブックスタートの実施の有無や外国にルーツを持つ家庭への支援は,各自治体の判断に委ねられており,自治体間で差異がある。一方本研究では,スウェーデンのように文化評議会が国レベルの文化機関として介在し,全国から社会経済的に困窮する世帯の多い自治体を対象地域に選択するといった展開方法が明らかとなった。このような知見は,今後さらに多文化化の進展が予想される日本のコミュニティにおいて,図書館に限らず公共セクターが外国にルーツを持つ世帯に公共サービスを提供する際の制度設計や対象の選択において議論を深める一助となりうる。

報告書

(3件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 移民・難民に対する図書館サービスを支える北欧の国境を越えた協力体制2018

    • 著者名/発表者名
      和気尚美
    • 雑誌名

      日本生涯教育学会年報

      巻: 39 ページ: 105-119

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] スカンジナビアにおける難民・庇護希望者に対する公共図書館サービス2018

    • 著者名/発表者名
      和気尚美
    • 雑誌名

      カレントアウェアネス

      巻: 335 ページ: 23-26

    • NAID

      40021514895

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 外国にルーツを持つ家庭を対象にしたブックスタート事業の展開2018

    • 著者名/発表者名
      和気尚美
    • 学会等名
      中部図書館情報学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 招待講演
  • [図書] 多文化社会の社会教育:公民館・図書館・博物館がつくる「安心の居場所」2019

    • 著者名/発表者名
      渡辺幸倫, 川村千鶴子, 金塚基, 土田千愛, 呉世蓮, 大谷杏, 阿部治子, 宮原志津子, 和気尚美, 若園雄志郎, 郭潔蓉, 玉井昇
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      明石書店
    • ISBN
      9784750348094
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2021-02-19  

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