研究課題/領域番号 |
17H06766
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
中家 雅隆 滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 特任助教 (90805459)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 発生工学 / ホルモン / 生殖工学 / 実験動物学 |
研究成果の概要 |
インヒビンに対するactive immunizationを誘導するために、(1) カニクイザル卵胞で発現しているメジャーなインヒビンαのスプライシングバリアントを同定した。同定したバリアントの配列を基に免疫誘導を行うための“ヤギ”インヒビンと類似または共通のアミノ酸配列を同定した。(2)また血清AMH値を測定することによる卵巣予備能の高い採卵候補カニクイザルのスクリーニングシステムの構築を行った。(3)さらにカニクイザル発生工学研究の発展型として、Oct3/4のレポーターとしてtdTomatoを発現するカニクイザルES細胞を作製した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インヒビン免疫中和によるFSH投与への個体間の卵巣応答の均一化、AMH測定による採卵候補個体の選抜による採卵コストの低下、樹立したレポーター発現ES細胞を用いることでカニクイザル発生工学研究の効率化が図られ、本邦の基礎生物学研究や医学研究に大きく貢献することが期待される。また、卵巣のホルモン応答への均一化や採卵候補個体の選抜により、供試動物数を削減できることから、本研究の成果は実験動物福祉の観点からも非常に重要であると考えられる。
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