研究課題/領域番号 |
17H06781
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
郭 暁博 京都大学, 教育学研究科, 助教 (90808396)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高大接続 |
研究成果の概要 |
本研究は高大接続に関する米国の政策動向、各州の高大接続制度の特徴、高大接続の実施機関・組織の特徴を明らかにした。具体的な事例として、米国のアーカンソー州のAPに焦点を当て、そこにある地区、学校や生徒への支援政策、AP教員の質を向上するための施策などを検討した。現地調査において、AP参加大学であるユタ大学を訪問したほか、AP実施校であるユタ州ソルトレークシティーにあるR高校を訪問し、APの受け入れ状況を調査することができた。米国のユタ大学に対する調査結果をもとに、ユタ州におけるAPの制度設計の特徴、政策支援の在り方及び大学における役割と機能などを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が米国におけるAPの実施について、高校、大学、政策関係者などへの訪問調査を行った。本研究の成果は日本の高等教育政策に対する理論的示唆だけでなく、その成果を実践にも結び付けることができると期待する。本研究は、大学からの高大接続プログラムに対する評価を念頭に、教員研修を含めた組織の特徴全体を明らかにするものであり、日本に限らずアジア地域の高大接続研究において新規性がある。さらに本研究の成果は、中国、日本以外のアジア地域においても効果的な高大接続を検討する際に有用であると考えており、将来的には高大接続プログラムの国際化を通した留学生受け入れ政策の充実にも貢献するものとして期待できると考える。
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