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キク矮化ウイロイド抵抗性キク品種の分類および抵抗性因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 17H06797
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 園芸科学
研究機関京都大学

研究代表者

鍋島 朋之  京都大学, 農学研究科, 助教 (10801920)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードキク / ウイロイド / キク矮化ウイロイド / CSVd / 抵抗性
研究実績の概要

キク矮化ウイロイド(CSVd)に対し抵抗性を示すキク品種である‘鞠風車’について、CSVd抵抗性機作の調査を行った。アグロバクテリウム法を利用してCSVdを接種し、生体内におけるCSVdの増殖や移行性を、感受性品種におけるそれらと比較した。この結果、‘鞠風車’では、①接種葉から上位葉への移行が極端に遅いこと、②接種葉では感受性品種と同等のレベルで複製が行われていることを明らかにした。また、アグロバクテリウム懸濁液に浸漬した針を用いて接種を行い、in situハイブリダイゼーションによって感染細胞を検出すると、③‘鞠風車’における接種点からの感染拡大は感受性品種と比較して非常に遅いことが明らかとなった。これらのことから、‘鞠風車’はCSVdの細胞間移行が遅いことで、CSVd抵抗性となっていると考えられた。また、過去の研究結果から選定した6種の抵抗性品種について、アグロバクテリウム法を用いてCSVdを感染させられることを確認した。今後は、上で挙げた3点について、これらの6品種で‘鞠風車’と同様の反応が見られるか否かを検討し、抵抗性品種の分類を進めていく予定である。また、‘セイヒラリー’に対しCSVd接種試験を行い、高い接種効率を得た。この品種を感受性親として‘鞠風車’との交配試験を行ったが、交雑集団の遺伝解析に充分な交雑種子を確保できなかった。今後は再度交雑を行って個体数を確保する、あるいは感受性側の交雑親の品種を検討していく必要がある。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Comparative Analysis of Chrysanthemum Stunt Viroid Accumulation and Movement in Two Chrysanthemum (Chrysanthemum morifolium) Cultivars with Differential Susceptibility to the Viroid Infection2017

    • 著者名/発表者名
      Nabeshima Tomoyuki、Doi Motoaki、Hosokawa Munetaka
    • 雑誌名

      Frontiers in Plant Science

      巻: 8 ページ: 1940-1940

    • DOI

      10.3389/fpls.2017.01940

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2018-12-17  

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