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リツキシマブ体内動態の個体間変動の機序解明と薬力学的作用に及ぼす影響の評価

研究課題

研究課題/領域番号 17H06800
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 医療系薬学
研究機関京都大学

研究代表者

大谷 祐基  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (20802755)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード抗体医薬 / 体内動態 / 抗体医薬品 / 臨床薬理
研究実績の概要

本年度は研究実施計画に基づいて下記のような実験を行い結果を得た。
① FcRnおよびRTXのLC/MSMSを用いた分析系の構築とADA産生の評価
抗薬物抗体(ADA)の産生や抗体の血中保持に寄与する胎児性Fc 受容体(FcRn)の発現変動により抗体医薬品の血中濃度が変動する可能性が報告されている。研究代表者らが実施した臨床研究でみられた血中濃度低下の原因として、ADAおよびFcRnの発現変動の2つを考えその寄与の評価を試みた。まず初めに、ADAの存在の有無に依存せず血中の全RTXを定量できるLC/MSMSによる測定系を構築した。定量下限が1 ug/mlを下回り臨床検体を測定するには十分な感度で測定できる系である。構築した系で臨床検体を測定した結果、ELISAで測定した結果と相違がなかったため、ADAの産生はなかったものと考えれる。ADAに関してはELISAによる測定も実施しており、その結果でも陰性であった。また、FcRnの定量系は構築済みであるが臨床検体での測定は実施していない。
② RTX糖鎖構造の変動因子の探索
血中には単糖転移酵素や単糖脱離酵素などが存在することが報告されており、こうした酵素がRTXの糖鎖構造の変化に関与していることが示唆される。そこで、ヒト血漿中で一定期間RTXを反応させ構造変化を評価することで血漿中成分の寄与を推察した。血漿中においてもRTXの構造変化は体内での変化と同等であったため、血漿中の何らかの成分が構造の糖鎖構造の変化に寄与していると考えられる。また、熱処理をした血漿をRTXと一定期間反応させても、RTXの構造には変化がなかったためRTXの糖鎖構造の変化に寄与しているのは血漿中の酵素である可能性が考察される。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] リツキシマブの体内動態とその変動因子の考察2017

    • 著者名/発表者名
      大谷祐基、米澤淳、磯本唯、津田真弘、池見泰明、今井哲司、大村友博、中川俊作、中川貴之、矢野育子、北野俊行、高折晃史、松原和夫
    • 学会等名
      医療薬学フォーラム2017
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] LC/TOF-MSを用いた抗体医薬品の体内動態解析2017

    • 著者名/発表者名
      大谷祐基、米澤淳、津田真弘、今井哲司、池見泰明、大村友博、中川俊作、中川貴之、矢野育子、松原和夫
    • 学会等名
      第42回日本医用マススペクトル学会年会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] Relationship between pharmacokinetics and clinical efficacy of rituximab in the patients with non-Hodgkin's lymphoma2017

    • 著者名/発表者名
      Yuki Otani, Atsushi Yonezawa, Mayuko Mori, Yui Isomoto, Masahiro Tsuda, Yasuaki Ikemi, Satoshi Imai, Shunsaku Nakagawa, Tomohiro Omura, Takayuki Nakagawa, Toshiyuki Kitano, Akifumi Takaori and Kazuo Matsubara
    • 学会等名
      第11回次世代を担う若手医療薬科学シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2018-12-17  

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