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異種動物を利用した新規肝再生療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H06814
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関京都大学

研究代表者

政野 裕紀  京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (50806718)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード異種移植 / 肝再生 / in-vivo bioreactor / 過小グラフト
研究実績の概要

肝移植におけるグラフト不足は深刻な問題である。我々は異種動物をin-vivo vioreactorとした肝再生が可能かどうかを検討した。
方法は、シリアンハムスターの肝臓を摘出し、肝切除によって部分肝グラフトを作成、このグラフトを、多剤併用免疫抑制療法を行ったヌードラットに異所性に移植して、肝再生に関する評価を行った。項目は、血液生化学検査、、重量による肝再生率、Ki67陽性率、血清サイトカインの変化、病理組織学検査ではHE染色による拒絶反応の評価、肝グラフトのviabilityを評価するためにATP活性を評価した。
結果は血液生化学検査ではALTが上昇するが徐々に低下する傾向にあり、ビリルビン値は正常範囲であった。肝再生率は術後1,3,5日目で1.06 ± 0.10, 1.54 ± 0.23, 2.54 ± 0.43でと一貫して重量は増加し、Ki67陽性細胞は術御3日目で27.5% ± 4.1%と術後1日目の4.4% ± 0.3%よりも有意に上昇していた(P<0.002)。また血清HGF値やVEGF値は術後1,3日目で正常上限よりも上昇していた。HE染色では術後1日目はほぼ正常であるが、術後3日目で軽度の液性拒絶、7日目で中等度の細胞性拒絶の所見であったが、移植肝として十分に許容される範囲の拒絶反応であった。肝グラフトのATP活性は術後7日目で1日目3日目よりも上昇していた。
これら結果から、適切な免疫抑制療法により、小さい部分肝グラフトが異種動物をin-vivo bioreactorとして再生することが判明し、再生した部分肝が移植可能なグラフトとなりうる可能性を示唆するものであった。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 異種動物をin vivo bioreactorとした肝再生2017

    • 著者名/発表者名
      政野裕紀
    • 学会等名
      第53回日本移植学会総会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 異種動物をin vivo bioreactorとした肝再生2017

    • 著者名/発表者名
      政野裕紀
    • 学会等名
      JDDW
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-08-25   更新日: 2018-12-17  

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