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多様性を再現した患者由来ゼノグラフト群を用いた新規前立腺癌治療薬の耐性機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17H06817
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関京都大学

研究代表者

後藤 崇之  京都大学, 医学研究科, 助教 (90806605)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード去勢抵抗性前立腺癌 / xenograft / エンザルタミド抵抗性 / 前立腺癌 / 去勢抵抗性 / 癌 / プロテオミクス / 治療抵抗性 / バイオマーカー / PDXモデル / エンザルタミド / 多様性
研究成果の概要

前立腺癌患者の検体を用いて多種多様なPatient derived xenograft(PDX)モデルであるKUCaPシリーズ(KUCaPs)を樹立した。KUCaPsはPSA、ARの蛋白発現や去勢抵抗に関与する遺伝子発現に差を認め、臨床におけるCRPCの多様性を反映しているといえた。これらを用いてエンザルタミドの治療抵抗性獲得機序解明を目指したが、継代を重ねる中で増殖能の低下や細菌感染などがおこり実験に使用できなくなる系統が出現した。そんな中でも新規KUCaPs作成は継続して行い、アンドロゲン受容体経路標的(ARAT)薬抵抗性の患者から新たにエンザルタミド投与に抵抗を示すモデルを樹立した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

既存の前立腺癌細胞株では臨床における癌の多様性を十分に反映しておらず、それを用いた研究結果では一部の前立腺癌の性質を探索したにすぎない。ヒトの前立腺癌細胞をそのままマウスに移植して樹立したPDXモデルを多種類用いることが、多様な癌に対応するために重要と考えられる。我々は以前よりこれらのモデルを数種類保持していたが、今回新規アンドロゲン受容体標的治療薬に耐性を示す患者からPDXモデルを作成することに成功した。このモデルではエンザルタミド投薬実験に抵抗性を示しており、これらを解析することで臨床でのエンザルタミド耐性機序の解明に繋がる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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