研究課題/領域番号 |
17H06818
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
樋渡 直 京都大学, 医学研究科, 医員 (10808778)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 声帯瘢痕 / 核内レセプター / NR4A1 / TGF-β / TGF-β1 |
研究成果の概要 |
声帯瘢痕は難治性であり、その治療としてはTGF-β1の制御が重要であるが、副反応を避けるためより選択的な治療法の開発が必要であった。我々は、核内レセプターNR4A1の選択的アゴニストであるCytosporone B(Csn-B)による線維化抑制効果に着目し、線維化関連遺伝子の発現をリアルタイムPCRで、また組織拘縮の指標としてゲルアッセイを行った。結果はCsn-Bを添加した群においてコラーゲン関連遺伝子を抑制し、ゲル拘縮も有意に抑制していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、Csn-Bの投与がTGF-β経路を選択的に制御し、より副反応の少ない治療選択を提示しうることを証明した。声帯瘢痕への薬剤投与経路としては局所注射が可能なため、従来のCsn-Bの全身投与による線維化抑制と異なり、より臨床応用できる可能性が高いと考える。本研究成果として、海外学会1回、国内学会1回、英文誌掲載として評価を受けた。
|