研究課題/領域番号 |
17H06835
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
永島 壮 大阪大学, 工学研究科, 助教 (80800317)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ナノ・マイクロ構造 / 座屈 / 薄膜 / 変形 / ひずみ / リンクル / 機械材料・材料力学 / 表面・界面物性 / ナノ材料 / 材料力学 |
研究成果の概要 |
固体材料の機能特性は,その表面形状と密接に関連する。本研究では,硬質薄膜と軟質基板から成る構造体の座屈変形により自律形成する階層リンクル構造に着目し,その形成機構を明らかにするとともに作製技術の確立に結びつく制御指針を獲得した。具体的には,単一(薄膜蒸着)プロセスによる階層リンクルの自律形成現象を見出し,薄膜に付与する圧縮ひずみ量や薄膜の厚さが階層リンクルの形状や寸法変化に及ぼす影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
階層リンクルに関する研究成果は,これまでに国内外の複数の研究グループから報告されてきたが,その形成機構は未解明であり,汎用性を有した作製手法は確立されていない。本研究では,単一プロセス(薄膜蒸着)のみによる階層リンクルの自律形成現象を見出し,その発生機構を明らかにした。また,階層リンクル作製技術の確立に結びつく制御指針を獲得した。これらは,従来にない機能性人工物の創製につながる新たな知見である。
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