研究課題/領域番号 |
17H06846
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中野 剛佑 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00804410)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 去勢抵抗性前立腺癌 / エクソソーム / リキッドバイオプシー |
研究成果の概要 |
本研究では骨転移を有する前立腺癌患者の血清エクソソーム中のタンパクをLC-MS/MS法を用いて網羅的に解析し、未治療群、アンドロゲン除去療法(ADT)奏効群、去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)群で比較を行った。CRPC群のみで特異的に高発現するタンパクは認めなかったが、CRPC群において未治療群と比較して有意に高発現するタンパクを6個、CRPC群においてADT奏効群と比較して有意に高発現するタンパクを1個同定した。今後は前立腺癌細胞株を用いてこれらのタンパクの機能解析を予定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対して近年、複数の新規薬剤が登場しているが、効果は限定的でありさらなる予後の改善が求められる.本研究では骨転移を有する前立腺癌患者の血清エクソソーム中のタンパクに着目し、CRPC群において未治療群やアンドロゲン除去療法(ADT)奏効群と比較して有意に上昇しているいくつかのタンパクを同定した。今後はこれらのタンパクの機能解析を行い、CRPCの新たな治療標的の探索を行う予定である。 予後不良であるCRPCに対する新たな治療標的につながる研究として、本研究の学術的意義、社会的意義は大きいと考えられる。
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