研究課題/領域番号 |
17H06849
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
南野 卓也 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (70804491)
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研究協力者 |
矢谷 博文 大阪大学, 歯学部附属病院, 教授 (80174530)
峯 篤史 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (60379758)
東 真未 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯学 / 支台築造 / コンポジットレジン / 非破壊試験 / 3次元定量評価 / 3次元定量解析 |
研究成果の概要 |
レジン支台築造における材料と手法の違いが,ヒト根管象牙質に対する接着能に与える影響を接着試験および非破壊試験を用いて評価した. 接着試験の結果,光硬化アドヒーシブ併用コア用レジンを使用した場合,間接支台築造法は直接支台築造法と比較して高い接着能を示した.プライマー併用レジンセメントは手法の違いにかかわらず,高い接着能を示した.非破壊試験の結果,直接支台築造法は間接支台築造法と比較して根尖側に大きい気泡や象牙質―レジン界面のギャップが観察された.光硬化アドヒーシブ併用コア用レジンは,プライマー併用レジンセメントと比較して界面の微小漏洩を多く認めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果により,根管内象牙質接着を阻害する要素を軽減するため,歯質の欠損が多い場合には,間接支台築造法を採用すること,またプライマー併用接着性レジンセメントを使用することが推奨されることが明らかとなった.また,これまで2次元かつ定性的に行われてきた接着界面の評価を3次元かつ定量的に解析する手法を確立できたことは,今後の接着歯学の研究の発展に継がると期待している. レジン築造における直接法と間接法の違いはこれまで評価されていなかったが,本研究を通じて得られたデータによりその選択基準が明らかとなり,ガイドライン作成の一助となる可能性があると考える.
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