研究課題/領域番号 |
17H06867
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
河野 直樹 秋田大学, 理工学研究科, 特任講師 (60800886)
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研究協力者 |
柳田 健之 奈良先端科学技術大学院大学
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 励起子 / 量子井戸 / シンチレータ / 量子閉じ込め効果 / 放射線 / 量子閉じ込め |
研究成果の概要 |
本研究では、ポジトロン断層法などの癌診断装置に用いられいるシンチレータの開発を行った。シンチレータとは放射線を可視・紫外光に変換する蛍光体材料であり、上記の用途では、高い発光量及び数ナノ秒程度の短い発行寿命が求められている。本研究では、この発光特性を示す候補材料として有機無機ペロブスカイト型化合物に着目し、フェネチルアミンに置換基を導入した有機物を有機層に導入することで発光量の向上を試みた。一連の研究活動を通じて、発光量20000 photons/MeVを示す材料の作製に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化に伴い、癌診断装置の需要がますます増加していくものと予想される。今回、開発したシンチレータの性能は、ポジトロン断層法で使用されているシンチレータGSO:Ceよりも優れた発行特性を示すものである。今回の成果を活用し、大きな単結晶を育成する技術を開発することで、ポジトロン断層法の癌解像度がさらに向上するものと期待される。
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