研究課題/領域番号 |
17H06873
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
伊藤 大輔 鳥取大学, 医学部, 助教 (80609298)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 寄生虫 / マラリア / イオンチャネル / 赤血球 / 先端部小器官 / BioID / CRISPR/Cas9 / RON3 / 熱帯熱マラリア原虫 / 赤血球膜 / 感染症 / 薬剤耐性 / ゲノム編集 |
研究成果の概要 |
マラリア原虫の栄養素の取込みの一つは、感染赤血球に形成される原虫特異的なイオンチャネルを通して行われることが知られており、抗マラリア薬開発の標的となっている。本研究では、遺伝子組換え原虫を用いて栄養素の取込みに関与するRhopH複合体相互作用分子、および先端部小器官分子の同定を試みた。その結果、ロプトリーに局在するRON3が原虫の増殖に必須であり、感染赤血球のイオンチャネルの形成に関与することを新たに見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、繰り返されてきた薬剤耐性マラリア原虫の出現に終止符を打つことを目的とした耐性獲得リスクの低い栄養素の取込み分子機構を標的とする創薬に繋がる知見となる。これまでに栄養素の取込みに関与する分子として唯一同定されていたRhopH複合体に加えてRON3を新規に同定したことで、赤血球期マラリア原虫の栄養素取込み機構を理解する大きな手がかりを得た。
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