研究課題/領域番号 |
17H06890
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機・ハイブリッド材料
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
安達 洋平 広島大学, 工学研究科, 助教 (50805215)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エネルギー移動 / ジチエノゲルモール / DTG / ゲルマニウム / ゲルモール / チオフェン / 14族元素 / ケイ素 / ビチオフェン |
研究成果の概要 |
ビチオフェンをSiやGeで架橋した、DTS・DTGと呼ばれるπ電子系ユニットは、有機電子デバイス材料の基礎骨格として有用である。架橋元素上の置換基には、これまでアルキル基や単純なアリール基が導入されてきたが、本研究では、DTGの架橋元素であるGe上に比較的大きなπ電子系置換基を導入することで、DTG骨格とπ電子系置換基との間でエネルギー移動が起こることを明らかにした。また、DTG骨格とπ電子系置換基のエネルギー準位を適切に選択することで、エネルギー移動の方向をコントロールしたり、分子内電子移動が起こることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
π電子系を基礎骨格とする有機分子は、オプトエレクトロニクス材料への応用が盛んに行われている。特に、光を効率的に増感したり、波長を変換する材料は、様々な用途へ応用が可能である。有機電子デバイス材料の基礎骨格として応用されてきたDTG骨格に、エネルギー移動特性を発現させることで、従来のDTG材料に新しい機能性を付与するだけでなく、DTG骨格をこれまで用いられてこなかった領域の材料へ応用することも可能になると考えられる。
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