研究課題/領域番号 |
17H06893
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
一町 澄宜 広島大学, 病院(医), 助教 (00805666)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 循環器 / 高血圧 / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
原発性アルドステロン症 (PA)は,アルドステロンの過剰分泌により高血圧を来すだけではなく心血管疾患や腎機能障害を高率に合併する疾患である.本研究では,ERシャペロンであるcalmegin (CLGN)がアルドステロン産生腺腫において発現が亢進し,アルドステロン合成酵素 (CYP11B2)を翻訳調節している可能性があることを明らかにした.以上の知見より,CLGNは今後の創薬標的として有望な因子であることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原発性アルドステロン症 (PA) は高血圧患者の5-10%程度を占め,極めて頻度の高い疾患である.アルドステロン過剰分泌により,高血圧を来すだけではなく心血管疾患や腎機能障害を高率に合併するため,PAの診断・治療およびアルドステロン合成の制御は極めて重要である.しかしPAの診断は複数回の煩雑な検査や入院精査を必要とし,アルドステロン合成を直接阻害する薬剤は現在までない.本研究成果はPAや高血圧に対する新しい診断や治療戦略の開発に役立つ可能性がある.
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