研究課題/領域番号 |
17H06894
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小武家 和博 広島大学, 医系科学研究科(医), 寄附講座助教 (80805648)
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研究協力者 |
一町 澄宜
沖 健司
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エピゲノム調節 / アルドステロン / 副腎腫瘍 / 二次性高血圧 / アルドステロン産生腺腫 / 原発性アルドステロン症 / 循環器・高血圧 / 内科 / 内分泌性高血圧 / DNAメチル化 |
研究成果の概要 |
Bioinfomaticsによる解析により,低メチル化が起きている領域と,関係する遺伝子について実際に発現が増加している因子について同定した.また,低メチル化がおきているDNA配列のモチーフ検索を行い,それに結合する転写因子について絞り込みを行った.候補としてあがった転写因子について,該当する遺伝子の低メチル化配列との結合について検討を行い,実際に両者が結合していることを証明し,標的因子の同定を行った.これによりPCP4遺伝子やGPCR遺伝子の低メチル化がCEBPAなどの転写因子との相互作用を介してアルドステロン合成に関与していることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性の二次性高血圧および重症の動脈硬化性疾患の原因となりうる原発性アルドステロン症,なかでも重症となりうるアルドステロン産生腺腫について,その特異的なアルドステロンの過剰産生機構については未だ明らかでない部分が多いが,本研究により,DNAのメチル化を介した遺伝子発現調節機構の変化が,アルドステロン産生腺腫において重要な働きを担っていることが明らかとなった.アルドステロン合成制御機構の分子メカニズムについて詳細が明らかになることにより,新規分子標的治療薬や診断法の開発につながり,疾病の克服につながる.
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