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膵癌幹細胞に含まれるCalreticulin陽性細胞の幹細胞性・免疫学的機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17H06903
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関山口大学

研究代表者

松隈 聰  山口大学, 医学部附属病院, 診療助教 (10634743)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード膵癌幹細胞様細胞 / Calreticulin / 癌幹細胞性 / 癌 / がん幹細胞 / 膵癌 / トランスレーショナルリサーチ / 免疫学
研究実績の概要

CRT陽性細胞の腫瘍原性確認:膵癌細胞株Panc1から我々独自の方法で誘導した膵癌幹細胞豊富な細胞集団(Panc1-lm)からフローサイトメトリーを用いて、CRT陽性細胞、CRT陰性細胞を分離し、NGSマウスの皮下に接種し、腫瘍原性を確認したが、差は確認できなかった。
Sphere forming assay:同様に分離したCRT陽性細胞、CRT陰性細胞、Panc1-lm、Panc1(親細胞)の4群の細胞を、それぞれ低接着プレートにまき、Sphere形成能を確認した。100cells/wellの濃度で、CRT陽性細胞からは100%の割合でsphereが形成されたが、CRT陰性細胞からはsphereが形成されず、Panc1-lmからは46%、Pan1(親細胞)からは5%でsphereが形成された。CRT陽性細胞の高い幹細胞性の一面が明らかになった。
Stemness gene, EMT related geneの発現確認:同様に分離したCRT陽性細胞、CRT陰性細胞でreal time PCRを行った。CRT陽性細胞では、CRT陰性細胞と比較し、Stemness geneであるNANOG、EMT related geneであるSLUGが高発現していた。現在、次世代シーケンサーを用いたRNA seqで、網羅的な遺伝子発現解析を進行中であり、CRT陽性細胞とCRT陰性細胞の相違が明らかになると考えている。
CRT陽性細胞の免疫逃避機構:フローサイトメトリーを用いて免疫逃避機構に関連する表面抗原の検索を行った。CRT陽性細胞では、LSECtinやPD-L1などの免疫抑制に関連する免疫チェックポイント関連分子が高発現しており、CRT陽性細胞が宿主の免疫監視機構から逃避している可能性が示唆された。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 膵癌幹細胞様細胞に高発現した分子の同定と解析2017

    • 著者名/発表者名
      松隈 聰
    • 学会等名
      第76回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 膵癌幹細胞の新たな表面マーカーcalreticulinの同定2017

    • 著者名/発表者名
      松隈 聰
    • 学会等名
      第15回日本消化器外科学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2018-12-17  

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