研究課題/領域番号 |
17H06917
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
小野 耕平 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 助教 (30804166)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 埋設管路 / 液状化 / スラスト力 / 耐震 / 遠心模型実験 / 埋設管 |
研究成果の概要 |
本研究は,スラスト力が作用する埋設パイプラインの屈曲部を対象として,その液状化時挙動,特に水平変位特性を遠心模型実験により検討したものである.模型管に対してスラスト力を模した水平荷重を与えた条件下で振動実験を行い,液状化時に埋設管が水平変位するメカニズム,および周辺の液状化地盤と埋設管の相互作用を明らかにした.また,パイプラインを砕石で埋め戻す対策を施すことにより,周辺地盤の液状化の発生が抑制され,埋設管の水平変位量が低減されることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
埋設管路の屈曲部では液状化の発生に伴う継手の抜け出し被害が頻発しているものの,その詳細な被害メカニズムはこれまで十分に明らかとなっていなかった.本研究課題は,液状化時の埋設管の変位挙動を模型実験によって再現することで,その被害メカニズムの一端を解明したものである.本研究成果を基に今後より定量的な検討を積み重ねていくことで,埋設管路の将来的な耐震設計の充実に繋がるともに,有効な液状化対策手法の考案へと発展していくことが期待される.
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