研究課題/領域番号 |
17H06921
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
熊木 悠人 福岡教育大学, 教育学部, 助教 (50802815)
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研究協力者 |
戸田 有一
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 間接互恵性 / 利他行動 / 幼児 / 評判操作 / 未来思考 / 関接互恵性 / 共感 |
研究成果の概要 |
本研究では以下の二つの研究を行った。研究1では、年少~年長児を対象に向社会的な他者、向社会的でない他者に対する選好、共感および利他行動を調べた。その結果、この時期の幼児は向社会的な他者を好むことが示された。他方、両者に対する利他行動には違いがみられなかった。実験2では、年中・年長児を対象に評判操作と誤信念理解、メンタルタイムトラベルとの関連を検討したが、評判操作とこれらの認知機能との間の関連は確認できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、選択的利他行動や評判操作の発達過程についての今後の研究の発展に寄与することが期待できる。また、研究1の結果から、自分に直接の利害がない場合でも、他者のやり取りの観察によって幼児が向社会的な他者を好ましいと評価することが示された。このような知見は幼児教育・保育の現場において幼児同士の関係をより深く理解し、適切な人間関係の指導を行うために役立つと考えられる。
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