研究課題/領域番号 |
17H06933
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属物性・材料
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山崎 重人 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (00804741)
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研究協力者 |
光原 昌寿
中島 英治
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 転位 / 電子顕微鏡 / 金属材料 / 塑性変形 / 転位組織 / 金属 / 強度 / 変形 / 金属物性 |
研究成果の概要 |
SEM電子線チャネリングコントラスト法により純ニッケルをSEM内その場引張試験により変形させた際の転位組織発達を観察したところ、すべり線が増加するとともに、結晶粒界の近傍で転位のパイルアップが観察された。また、六方晶チタン合金では粒界から十分離れた粒内では主に柱面上もしくは底面上で活動する転位が観察されたが、粒界近傍においては錐面上で活動したと考えられる転位線が頻繁に観察された。これは、結晶の対称性が低い六方晶チタン合金においては、隣接粒との変位の連続性を保つために粒界近傍において錐面すべりの活動が活性化されたためだと理解される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果より、強化が施された実用合金ではSEM-ECCI法により材料中の転位組織の発達やその不均一性を観察できることが明らかとなった。転位組織の発達挙動を理解することは材料の力学特性を理解する上で非常に重要であり、本手法は実用合金の組織評価に関して極めて有用な方法である。
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