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Activin Aの選択的分化誘導能を応用した新規歯周組織再生療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H06945
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

杉井 英樹  九州大学, 大学病院, 助教 (80802280)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードActivin A / 創傷治癒 / 線維芽細胞様分化 / 骨芽細胞様分化 / 歯周組織再生 / 細胞分化 / 骨芽細胞分化 / 歯根膜細胞 / 前骨芽細胞 / wound healing / PDL cells
研究成果の概要

Activin Aによるヒト歯根膜細胞の線維芽細胞様分化誘導機序およびヒト前骨芽細胞の骨芽細胞分化誘導機序を明らかとするため、activin like kinase-1(ALK1)および-4(ALK4)に着目し、ヒト歯根膜細胞の線維芽細胞様分化が、ALK4-Smad2/3を介し、ヒト前骨芽細胞の骨芽細胞分化がALK1-Smad1/5/9を介することを明らかとした。以上より、Activin Aはヒト歯根膜細胞とヒト前骨芽細胞に対して異なる受容体を介して分化誘導を行い、Activin Aという1種のサイトカインのみで細胞により異なる分化誘導を行うことで、歯周組織再生に寄与していることが推察された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、Activin Aが、ヒト歯根膜細胞の線維芽細胞様分化を促進する一方、ヒト前骨芽細胞に対しては 骨芽細胞分化を増進し、細胞種により異なる分化誘導能を有することを明らかにし、軟組織および硬組織に対して、顕著な再生効果を有する新規のサイトカイン療法の開発へと繋げていくことができる可能性が示唆された。
このように、硬組織および軟組織への分化を同時に誘導するサイトカインはこれまでに報告されておらず、Activin Aは、重度のう蝕、外傷、歯周炎等により、歯周組織に生じた欠損部の再生のために、非常に有用なサイトカインであることが推察された。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Dlx5 plays a critical role during soft palate muscle development2018

    • 著者名/発表者名
      Hideki Sugii, Alexandre Glimaldi, Jingyuan Li, Carolina Parada, Tach-Vo Ho, Jifan Feng, Junjun Jing, Yuan Yuan, Yuxing Guo, Hidefumi Maeda, Yang Chai
    • 学会等名
      96th General Session & Exhibition of IADR
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Activin Aがヒト歯根膜細胞およびヒト前骨芽細胞の骨芽細胞様分化に及ぼす影響について2018

    • 著者名/発表者名
      杉井英樹、友清淳、濱野さゆり、長谷川大学、吉田晋一郎、御手洗裕美、野津葵、有馬麻衣、糸山知宏、小野太雅、藤野翔香、一法師啓太、和田尚久、前田英史
    • 学会等名
      日本歯科保存学会2018年度春季学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-08-25   更新日: 2020-03-30  

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