研究課題/領域番号 |
17H06946
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松崎 麻貴 九州大学, 歯学研究院, 特別研究員 (50757987)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯科インプラント / プラットフォームスイッチング / プラットフォームシフティング / 有限要素法 / FEM / バイオメカニクス / インプラント / 有限要素法解析 / 三次元有限要素法 / 歯学 |
研究成果の概要 |
インプラント治療において問題とされる周囲骨の吸収に、インプラントへの上部構造締結後に生じる骨内応力が関与していると言われている。骨内応力を実測することは困難であるため、本研究では有限要素法(FEM)によるシミュレーションを行った。インプラントを構成するコンポーネントをそれぞれ独立させた手法で作成したモデルにおいてはインプラントの上部構造をスクリューで締結させた時点で骨内に応力が生じていることが示された。また、骨吸収に対して有利と言われているプラットフォームスイッチングのモデルではシフト量が増えると骨内の応力が減少することが判明し、骨吸収に対して力学的に有利であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インプラント治療において問題とされる周囲骨の吸収に、インプラントへの上部構造締結後に生じる骨内応力が関与していると言われている。骨内応力を実測することは困難であるため、本研究では有限要素法(FEM)にてインプラント、スクリュー、上部構造が独立した特殊なモデルを作成し、シミュレーションを行った。スクリューによる上部構造の締結を行った際にかねてより予測されていた、プレロードと呼ばれる骨の内部応力が発生していることが観察できた。このモデルの作成は今後のインプラントにおけるバイオメカニクスにおいて有用な手段となりうると考えている。
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