研究課題/領域番号 |
17H06950
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山内 昌樹 九州大学, 大学病院, 医員 (60805282)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口腔扁平苔癬 / カテプシンK / Th サブセット / DNAマイクロアレイ / LMD法 / LMC法 / 扁平苔癬 / 歯学 |
研究成果の概要 |
口腔扁平苔癬 (OLP)では、Th1、Th2およびTh17タイプの関連分子の発現亢進が数多く報告されている。 今回、われわれは OLP患者(3例)の生検材料から病変上皮と正常上皮をLMD法にて採取し、この2つの組織をDNAマイクロアレイにて比較検討を行った。その結果、Th17タイプの関連因子であるカテプシンKの発現上昇を認めた。免疫組織化学染色および real-time PCR にてその発現を解析したところ、OLP病変において上皮内および基底膜直下の浸潤炎症細胞層にカテプシンKの発現を認め、mRNAの発現亢進を認めた。これらの結果より、OLPの病態形成にカテプシンKの関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床的に OLP は局所へのステロイド塗布が第一選択薬であるが、ステロイドに対し抵抗性を持つ症例やステロイドが奏功しても中断すると再発する症例も少なくない。また、OLP は potentially malignant disorder と位置づけられており、そのような難治症例では炎症が遷延して癌化のリスクも高まることが考えられる。そのため、OLP の発症・病態進展の抑制が重要であり、ステロイドに代わる新たな治療が望まれる。本研究での成果は、 OLP 病変局所の粘膜上皮や間質がそれぞれ特異的に発現している関連分子を解析することで、それらを標的とする新規標的分子治療へ展開できる可能性がある。
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