研究課題/領域番号 |
17H06961
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山本 耕介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 助教 (40785789)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ポリオール / 銅触媒 / 不斉非対称化 / 有機リン化合物 / 不斉配位子 / ラクトン / 陽極酸化 |
研究成果の概要 |
本研究では、複数の水酸基を有するポリオール類を対象として、水酸基やアミノ基を有する光学活性有機リン化合物の新規合成法開発を目指した。銅触媒の水酸基活性化戦略に基づき、グリセリン類の不斉ホスフィニル化反応において一定の成果を得た。 また、当初の計画とは異なるが、イミノラクトン類の高ジアステレオ選択的な合成法を見出した。電気化学的手法と化学的手法を使い分けることで、同一の基質から異なるジアステレオマーを選択的に得ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水酸基やアミノ基を有する有機リン化合物は生物活性を有するものが多く、重要な化合物群である。本研究によりポリオール類に対する位置及び立体選択的なリン官能基導入法に繋がる基礎的知見を得た。 本研究で得られるイミノラクトン誘導体は、容易にラクトン体への変換が可能である。ラクトン類は、天然物中に広範に見られる他、生物活性物質等の合成中間体としても汎用される化合物群である。そのため、本研究により新規ビルディングブロックが提供可能となり、創薬科学や有機合成化学に貢献することが期待される。
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