研究課題/領域番号 |
17H06966
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
石田 桂 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 助教 (70800697)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 力学的ダウンスケーリング / 領域大気モデル / 感度解析 / パラメタリゼーション / 再解析データ / ナッジング / 気象学 / 大気現象 / 水圏現象 / 水循環 / 水資源 / 東南アジア / 降水量 / 初期条件 |
研究成果の概要 |
本研究では東南アジアの4流域を対象に長期間の降水量の関し力学的ダウンスケーリングにおける領域大気モデル(WRF)の各種設定条件の統合的感度解析及び精度の検証を行った.ナッジングの有無に加え,初期条件,計算領域の解像度・サイズ,及びパラメタリゼーションなどを対象にした. 初期条件は対象地域における長期間のシミュレーション結果にあまり影響を与えないが,ナッジング,初期条件,計算領域の解像度・サイズ,及びパラメタリゼーションの影響は大きく,適切な設定により大幅な精度の向上が図れることが判明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により適切に領域大気モデルの各種設定条件を選定することにより,降水量に関し東南アジアにおいて力学的ダウンスケーリングの精度を大幅に向上できる可能性があることを示した.これにより,力学的ダウンスケーリングの信頼性向上に繋がると考えられる.また,力学的ダウンスケーリングは将来の地球温暖化の影響評価などに用いられる手法であり,本研究の成果は東南アジアにおける地球温暖化の影響評価の信頼性向上に寄与することが期待される.
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