研究課題/領域番号 |
17H06981
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 釧路公立大学 |
研究代表者 |
曽我 寛人 釧路公立大学, 経済学部, 講師 (70803211)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 国際経営 / 海外進出 / メタ認知 / 文化的知性 / 実証研究 / 中小企業 / 意思決定 / 経営学 / 国際ビジネス |
研究成果の概要 |
中小企業における国際ビジネスに関する意思決定者のメタ認知能力に焦点を当て、研究を行なった。メタ認知能力とは、個人の思考プロセスを監視・修正する認知能力のことである。本研究では、このメタ認知能力が、その人のナルシシズムの程度と関係して、企業の業績予測に対して影響を与えていることを実証分析により明らかにすることができた。また、異文化に関する知識を意味する認知CQと異文化に積極的に接触を行なうことを意味する動機CQがメタ認知能力と関係して、企業の業績と業績予測に対して影響を与えていることを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、国際経営の学問領域に文化的知性という観点を提示するとともに、国際業績及びその予測と文化的知性の関係を示すことができた。これを踏まえると、中小企業の意志決定者が、メタ認知能力、認知CQ、動機CQを高めること、そして、個人の特性であるナルシシズムといった要素に注意を払うことによって、国際業績予測の精度の向上や国際業績の改善が期待できるのである。
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